日本英語検定協会は23日、来年度の実用英語技能検定(英検)の検定料を発表した。新型コロナウイルス対応として大幅値上げとなった今年度に比べ、最大で1500円の値下げとなった。検定料の高騰に対しては、インターネット上で抗議の署名が呼びかけられ、3万超の賛同を集めていた。
英検は7段階の級があり、上級になるほど検定料は高く設定されている。2022年度の検定料は、協会が大学・高校などの会場を借りて試験を行う「本会場」の場合、1万1800~3900円。値下げ幅は1500~400円とした。
今年度の検定料はコロナ対応を理由に2300~1300円の大幅値上げとし、1万2600~4500円に設定している。来年度は値下げをするとはいえ、20年度の水準には戻っていない。
協会によると、20年度にコロナ禍で大学などを会場として借りられなくなるケースが相次ぎ、割高な貸会議室を使わざるを得なくなったことなどから、検定料の値上げを判断した。感染対策防止のための係員の増員などのコストもふくらんだとしている。
今年度は学校などを借りられ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル